ーー あとで困りそうなことを、先回りしたかった
建つ前の建売を購入してから、
玄関ドアや床の色を選んだり、
外壁や設備の打ち合わせをしたり。
家づくりというと、
つい見た目のことに目が向きがちだけれど、
私が意外と時間をかけて考えていたのは、
「暮らし始めてから困らないかな?」
ということでした。
私はもともと、
不便なことや面倒なことがあると、
ずっと頭の片隅で気になってしまうタイプです。
だから今回の家づくりでは、
「あとから後悔しそうなこと」
を、できるだけ先回りして考えるようにしていました。
今振り返ってみても、
やってよかったなと思うものがあります。
今回は、その話です。
01|庭の混合水栓
ーー お湯も出したかった
駐車場の散水栓とは別に、
庭にも立水栓を付けられると聞いたとき、
私が真っ先に思ったのは、
「お湯も出したい」
でした。
夏に子どもとプールをするとき、
水が冷たすぎて入れなかったり、
お湯を運んで混ぜたり。
実家では、
キッチンでお湯をくんで、
何度も庭と家を往復していました。
あれが地味に面倒で。
水を運ぶのも重たいし、
途中でこぼれるのも面倒だし、
結局「今日はいいか」ってなることもある。
だから、
庭でもお湯が出たら絶対ラクだと思ったんです。
それに、
海や公園の砂汚れ、
レジャーシート、
ペットの足。
外でさっと洗えたら便利そうな場面って、
思っていたよりたくさんある。
最初、夫は
「外でお湯って必要かな?」
という反応でした。
でも、
「洗車のとき、お湯出たらよくない?」
と聞いたら、
「それは絶対お湯が出たほうがいい」
と、すぐに賛成していました。(笑)
少しだけ追加費用はかかったけれど、
今でも、
やってよかったと思える変更のひとつです。
02|ホスクリーン
ーー 日当たりより、邪魔じゃないこと

我が家は部屋干しがメインです。
だからホスクリーンは、
2階に2か所付けることにしました。
最初は、
「一番日が当たる場所につけよう」
と思っていました。
でもベッドを置く位置まで考えてみると、
そのままだと、
ベッドの真上に洗濯物が来る。
正直、それは嫌でした。
洗濯物が視界に入るのも気になるし、
湿気がベッドに行くのも嫌。
だから日当たりは少し犠牲になるけれど、
位置を変更してもらいました。
毎日暮らしていく中で、
「乾きやすい」
より、
「邪魔じゃない」
の方が大事なこともある。
そんなことを考えながら決めた場所です。
03|コンセント
ーー 延長コードを使わない未来

コンセントは、
家のあちこちで増設しました。
理由はシンプルです。
延長コードを使いたくなかったから。
キッチンボードの周りは、
もともと2口だけの予定でした。
でも考えてみると、
炊飯器、
電子レンジ、
トースター、
コーヒーメーカー。
どう考えても足りない。
「あと1口あったらな」
と思う未来が、
簡単に想像できました。
寝室も同じです。
片側だけにコンセントがあるより、
夫婦それぞれの側にあった方が、
絶対にラク。
充電のたびにコードを伸ばしたり、
「遠いな」
と思う未来が見えていたので、
左右それぞれに付けてもらいました。
どれも特別なこだわりではなくて、
不便だとわかっていることを、
わざわざ残したくなかっただけ。
そんな感覚だったと思います。
04|2階の水栓
ーー 棚より使う気がした

もともと2階トイレには、
壁一面の可動棚が付く予定でした。
でも私は、
「こんなに収納いるかな?」
と思ってしまって。
何を置くのかも思い浮かばない。
その代わりに相談したのが、
2階の水栓でした。
加湿器の給水、
ペットの飲み水、
ちょっとした掃除。
水を使いたい場面って、
意外とある。
そのたびに1階まで降りるのは、
たぶん面倒になる。
私はそう思いました。
トイレの中ではあるけれど、
「2階に水がある」
というだけで、
暮らしはずいぶんラクになる気がしたんです。
変更できるタイミングで思いつけたのは、
今でもファインプレーだったと思っています。
私が減らしたかったもの
こうして振り返ってみると、
私が増やしたかったのは、
設備そのものじゃなかった気がします。
減らしたかったんです。
面倒なことを。
「あとでやろう」を。
私は、
散らかっていても暮らせるし、
多少汚れていても生活はできます。
でも、
「片づけなきゃな」
「掃除しなきゃな」
そう思いながら放置している時間が、
結構しんどい。
気づかなければラクなのに、
なぜか気づいてしまう。
だから、
あとから困りそうなことを、
少しだけ先回りしておきたかった。
今回増やしたものは、
どれも小さなことばかりです。
でも、
そういう小さな面倒を減らしておくことが、
私にとっては、
暮らしやすさにつながる気がしています。

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